八幡浜工業高校で出前授業を開催
八幡浜工業高校に講師を派遣して今年度最初の出前授業を実施しました。
日 時:令和5年12月19日(火) 9:50~12:10(②③④限目)
場 所:八幡浜工業高校 本館4階 145教室
対 象:機械土木工学科 機械コース 2年生(21名)
内 容:〔講 義〕「空調衛生設備業について」
講師:㈱松原水道工業所 代表取締役 亀岡 慎 氏
〔体験実習〕塩化ビニルパイプを用いた配管作業
指導:㈱明成、㈱平和設備、㈱松原水道工業所、恒和設備工業㈱、㈲中村設備、㈱土居鉄工所
同校の萬奥先生による司会で初めて機械コースの生徒を対象にした授業は進められました。土居会長からの挨拶では、「機械を卒業したからといってその分野の仕事に就くとは限らず、勉強したことだけにこだわらない柔軟な発想の頭になって世に出て欲しいです。また、将来に向けて体力や気力を養うとともに末永い友人関係をつくる高校生活であって欲しいとも思っています。本日は、肩の力を抜き、一緒に気楽な楽しい時間を過ごしましょう。」との挨拶がありました。
続いて亀岡技術委員が、空調衛生設備業に興味を持ってもらうための講義を行いました。同氏は、「皆の周りにある『当たり前』を創る空調衛生設備業は、建物のように完成すれば終わりではなく、故障対応を含めてずっと付き合いの続く、建物に命を吹き込む仕事です。」と説明するとともに、日空衛制作のビデオを上映し、業界の仕事と魅力を紹介しました。
次に、技術委員6名が直接指導する形で塩化ビニルパイプを用いた配管作業の実習に入りました。
二人一組の生徒は、設計図を見て切り出すべきパイプの長さを数問計算してみた後、技術委員から切断、面取り、接着の方法を一通り教わり作業に入りました。技術委員から助言や組み立ての手直し支援を受けながら作業を進めましたが、この日は1時限が10分短い40分だったことから授業時間全体が短かく、残念ながら未完成で終わることになってしまいました。
しかしながら終了時には、生徒代表から「配管の重要さを知ることができ、水の出ることが当たり前でないことが分かりました。今日の授業を、今後に活かしたいです。」と感謝の言葉があり、担い手の減っている状況下で、業界の役割や存在を生徒達に印象づけることができたと思える一日となりました。