当社の歴史
創業当初
弊社は昭和二十一年に愛媛県松山市山越956番地で創業し、水道施設工事を主な業種としてスタートしました。戦後のインフラ普及が盛んな時期に、5メートル以上の配管材料を自転車で運ぶなど、当時の困難な状況の中で市内でも先駆けとなる工事店として活動していました。また、同市内で同業種を営む多くの方々が弊社での経験を経て独立しており、弊社は学び舎的な役割も果たしていました。
創業当初から、地域のインフラ整備に貢献し続け、信頼と実績を積み重ねてきました。戦後の復興期において、弊社の技術と努力は地域社会の発展に大きく寄与しました。現在もその精神を受け継ぎ、最新の技術とサービスを提供し続けています。これからも地域に根ざした企業として、皆様の生活を支えるインフラ整備に尽力しています。
初代 松原清行
創業者の祖父、松原清行は、当時の成人男性としては大柄で、黙々と誠実に顧客本位の仕事を行う姿勢から、多くの方々に愛される人柄でした。彼の仕事への熱心さは水道施設業にとどまらず、インフラの普及が遅れている地域では井戸の掘削や手押しポンプの設置、家庭用ポンプの普及にも尽力しました。これらの活動を通じて、地域社会の発展に大きく貢献しました。
清行の「行動力」と「誠実さ」は、現在の弊社の基盤となり、今もなお受け継がれています。彼の努力と献身が、弊社の安定した地盤を築き上げ、地域の信頼を得ることに繋がりました。
二代目 松原郁子
松原水道工業所の『行動力』の背景には、二代目の祖母、松原郁子の存在が大きかったと多くの方々から聞いています。現代社会とは異なり、女性が活躍することが少なかった当時において、郁子は大きな存在感を持っていました。彼女は全従業員から尊敬され、同業者やお客様からも信頼される威厳と貫禄を備えていました。
郁子の支えがあったからこそ、祖父の松原清行はその行動力を発揮し、会社を発展させることができました。彼女の存在は、会社の基盤を強固にし、地域社会における信頼を築く上で欠かせないものでした。郁子のリーダーシップと献身は、現在の松原水道工業所の精神にも受け継がれています。
三代目 亀岡誠
(左:父 亀岡誠、下:母 亀岡貴美子)
創業者の松原清行に将来の経営者として評価され、当時の水道施設業とは異なる建築設備の管工事業を営んでいた某企業から抜擢された三代目の父、亀岡誠は、松原家の次女貴美子と結婚しました。
誠は仕事熱心な技術畑出身で、物事や名前を覚えることが得意であり、几帳面な性格から多くの方々に「亀ちゃん」と親しまれていました。彼の信頼と実績を築いた『行動力』と、建設業界の大きな変化の中で守り続けた『忍耐力』は、今の松原水道工業所に欠かせないキーワードとなっています。誠の人柄と仕事への情熱は、現在も多くの人々に思い出話として語り継がれています。
沿革(History)
1946年(昭和21年) 松原 清行 松原水道を創業
1961年(昭和36年) 有限会社松原水道工業所へ法人化
1972年(昭和47年) 現住所へ移転
1982年(昭和57年) 株式会社松原水道工業所へ組織変更
1984年(昭和59年) 代表取締役に松原 郁子 就任
2000年(平成12年) 代表取締役に亀岡 誠 就任
2012年(平成24年) 代表取締役に亀岡 慎